「三食たべて夜眠ること」 [1-Jan-2002]


新年おめでとうございます。

二十一世紀のあまりにも暗い幕開けを思うと、素直に「おめでとう」とい うことばを口にできないのですが、ただ今年が少しでも良い年になりますよう にと、本当に神仏にも祈りたい気持です。

年頭の挨拶があまりにもお粗末なことをおゆるし下さい。

いきなり大きな画像ファイルに驚かれたかもしれません。

「三食たべて夜眠ること」、これは我が家のモットーであります。

2000年4月に7か月ぶりに退院した時、自宅療養の注意点 として主治医のK.先生からいただいた指示を、後に色紙にかいていただいたも のです。

何をあたりまえのことを言っているのだ、と思う人はどれくらいいらっしゃる でしょうか。あなたは、毎日三食とって、夜に眠り、朝きまった時刻にきちん と起きられますか。しかも休日も例外ではありません。

不思議なことに論文書きや読書、Webの検索などは夜になると調子が上るよ うな気がします。人によるとは思うのですが、コンピュータ界には夜型の人が 多いようです。私も1997年の冬の最初の入院以前は、完全に夜型でした。

「睡眠周期遅延症候群」という用語があるのですが、人間の生体概日リズ ムは24時間ではなく25時間であり、これをうまく調整できないとどんどん後に シフトして行くそうです。それを強制同期させられない人がさらに夜型の 生活を送っていると、どんどん夜型が進行し、昼夜逆転現象が起きてしまいます。 夜のIRCとか各種チャットが原因で眠りのリズムが崩壊し、ついに自律神経失調症 に陥るそうです。Dr. 林のページに 「パソコン/イ ンターネット依存症」というコーナーがありますが、コンピュータ、そし てネットワークに依存してしまう人はたいてい夜型のように思います。

私も例外ではありませんでした。

しかし、重度の睡眠障害を克服し、うつ病を再発させずして3年1か月ぶり の職場復帰を祈願する私は本気で頑張りました。うつ病に頑張りは禁物なの ですが、生活上のディシプリンは厳格にまもらなくてはなりません。

それ以来1年半あまり、私はこの原則をまもり通しました。祖母や母が夜間 に緊急入院した時も、翌朝は起きて朝食をとりました。食事に関しては一回だ け朝食をとれないことがありましたが、その時は胃カメラの検査だったので、 朝食を抜かざるを得なかったのです。

言うはやすく行うは難し。単純なことのようでも1年半も続けることは大変 でした。とにかく私には自分の存在理由として今の職業にどうしても戻りたかっ た。結果的に夫とは「家庭内別居」になりました。(いえ、仲が悪くなったの では断じてありません。生活時間が少しズレているだけで、基本的に彼とは一 日に少なくとも1時間、多い時はエンドレスに話をします。)

午後10時半から11時までの間に睡眠剤を服用し、眠れても眠れなくても 床に就きます。そして朝は早めに起き、余裕をもって出勤します。いや、余裕 などないのですが、体調が悪い時ほど早く起きて体調を整え、それでも駄目な ら休む。そういう方針で復職後もやって来ました。体調が悪い日にギリギリま で寝ていたのでは、まず出勤できません。2001年の前期はかなり休みましたが、 後期は今までのところ、ほとんど休講にしていません。胃カメラでへばった時 ぐらいでしょうか。

自分の頑張りを自慢しようとしているのではありません。

私は自分の生活の根本的規律をここに明記することによって、さらに自分 自身を厳しく管理して行こうと考えているのです。もう二度とうつ病の底なし 地獄には落ちたくありません。

これのほかに基本ディシプリンがふたつあります。飲酒しないこととネッ トワーク依存にならないことです。もうひとつ運動すること、というのがある のですが、これは別途お話します。(カナヅチからスタートして今ではバタフ ライに挑戦するほど水泳に熱中しました。体力をつけるためです。)

ネットに熱中すると、どうしても夜型になり、また掲示板などにハマると底なし になります。楽しいことはわかっていますが、あえて私は掲示板には書きません。 メールもほとんど書きません。復職後本日でちょうど1年になりますが、こんなに 長い間ホームページを更新しなかったのは、上記のような理由によります。わか っていただけましたでしょうか?

まだこれから書くべきことが山積していますが、そろそろ眠前薬服用タイムなので 本日はこれにて終了します。

また明日からをご期待くださいませ。ただし、上記の規律をまもれる範囲でしか ネットワークには接触しません。

最後になりましたが、皆様のご健勝とご活躍をお祈り申しあげつつ、いささか 突拍子もない新年のご挨拶とさせていただきます。


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Author: Kyoko Rikitake

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