結婚、転勤、そして逝去 [6-Jan-2002]


何というやっちゃ、と怒られるかもしれないが、実は一昨日(金曜日)に年賀葉書を 購入したばかりである。もうどこの郵便局にもなかったのだが、阪大の豊中校舎 学内郵便局にまだどっさり残っていた。

去年の12月20日で手持ちの授業(冬休み前の授業)が終わり、教授会も終了して 以来急に気力が抜けてしまって、めずらしく重いうつ症状に陥ってしまった。もち ろん入院していた時のようなひどい、底の深いうつではなかったが。

それと昨年のあまりにもたくさんの暗いニュースをテレビで見ていて、すっかり 年賀気分もふっとんでしまった。

だからといって年賀状を書かない言い訳にはならないことはわかっている。

明日何とかしようと思ってはいるのだが、私の場合、形式的というか儀礼的な 賀状はどうも出す気になれない。普段会っている人にも出すのは何となく妙な 気分だ。同僚には明日、明後日で全員お目にかかれるだろうから。

さて、もらった年賀状(もらうのはやっぱり嬉しい)を見ていると、結婚や 出産、転勤の話など近状を知らせてくれるものが少なからずある。今から でも遅くないからお祝い状を書こう、という気になる。

が、私から出すべき人のことを考えるとふっと暗い気分になる。毎年 年賀状で消息をお知らせしていた人のうちもう何割かがその必要がなくなって いるのだ。つまり、鬼籍にお入りになったわけである。

子供の頃からお世話になった恩師(音楽関係)とか、英語の特別レッスンをして 下さった先生、出身学校の先生、非常勤でうちの職場に来ていただいていた 先生、それに職場の現役の助手だった人など、いつの間にか鬼籍に入られて、 もう私の「復職しました。元気です」というメッセージを送ることができない のである。

ちょうど私が鬱病で療養していたこの3年半ぐらいの間に次々と恩師や縁の 深かった人を失った。

やはり、年賀状を書くのは憂鬱である。



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Author: Kyoko Rikitake

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