12月23日(2): 修論


修論とか博論の追いこみで必死の方々をお見うけします。大変そうですね。

奥脇さんところも同様のご様子。風邪をこじらせないようにね。

いやはや、おっしゃる通り、帰国5日前になってもドイツの学生寮で修論に 噛りついていたのはスリリングでしたよ。

これには理由がありまして、提出は1月のはじめだったのですが、ドイツで 使っていたタイプライタと日本にあるのとでは微妙に印字が違っていたのです。 当時はまだワープロなんてありません。

で、修論は修正不可なので、とにかく「完成品」をドイツで作ってしまわ なくてはならなかったのです。ドイツで使っていた電子タイプライタを持って 帰るのも大変だし、持ち帰ってもそのまま使えないし、だからあちらで完成さ せる必要がありました。一切の修正は以後不可。もうすごいストレスを感じました。

日本語のレジュメは帰国後作成。ドイツに原稿用紙を持って行ってなかっ たので。

卒論も最初の留学から帰ってすぐ提出だったのですが、その時は間にあわ なくて、表紙と目次と書きかけの原稿だけを綴じたものを期限内に事務に提出。 指導教官に論文がわたったところで論文を奪還し、口頭試問ギリギリまで粘っ てました。きわどい話ばっかり。

ちなみに修論の時は年末の29日に出発して30日に帰国したのですが、モス クワ経由でした。で、そのモスクワ空港で迷い子になって大変でした。大半の 乗客が年末年始をモスクワで過ごすドイツ人で、その一群にまぎれこみ、日本 へのトランジットの場所がわからなくなり、ウロウロ、オロオロ。

ドイツ語なんて全然通じない! 英語だってようわからん。日本に帰れるかとっ ても不安でした。

結局東京行きに乗った人は数えるほどで、飛行機はガラガラ。成田に着い た時は生き返った気分でした。あれ以来もう14年間も日本を離れていません。 来年はミュンヘンに行きたいけれど、今の体調では無理。だって肉を食べられ ないんだから!

論文の最終ラウンドの皆さん、お体大切にがんばって下さい。出さないけ ど、論文のある人も、どうぞもう遠くはないゴールにむけてご精進下さいませ。

さらに論文が書けなくて七転八倒している方にも、どうぞ良い展開がありま すように。実はこれは自分のことだったりします。

ちなみに私も今年は修論があります。今回は審査委員という形で。これも けっこうストレスフル。


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$Id: sk1223a.html,v 1.1 1996/12/23 15:10:53 malte Exp malte $
Author: Kyoko Rikitake <malte@lang.osaka-u.ac.jp>
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