今年もまたインフルエンザが流行の兆しを見せている。私は毎週通院して いるが、内科とか点滴などの処置をする場所は人であふれ返っているし、よほ ど辛いのか待合い室のソファに寝ている人もいる。
そういう私も昨年末からずっと風邪に悩まされていて、大晦日あたりは一 日寝ていた。この水曜日からまた発熱と喉の痛みで三日間ほとんど動けないで いた。
インフルエンザや悪性の疫病が流行るとまず犠牲になるのは体力のないお 年寄と子供たちだ。O-156の時もそうだった。
先日年来の持病で病院に行った母(65歳)が、「まだ」インフルエンザにか かっていないにもかかわらず、かかると厄介だからと抗生剤に始まり、解熱剤、 総合感冒薬、せき止め、下痢した時のための薬、など数種類の薬をもらって来 た。
しかし、用心のために薬を下さるというのは、その先生が親切だからなん だと思うのですが、ひょっとすると、インフルエンザになったら周囲に移るか ら、あるいは病院がパンクするから病院に来てほしくない、という意味もある んでしょうかねえ。
でも、母の年齢を考えると、速やかな処置は絶対必要でしょうから、やは りお薬を持っていたほうが絶対にいいと思います。病院の救急はすごく混みま すし、待つのも辛いですから。
で、本題なんですが、老人施設の場合です。往々にして老人ホームとか老 人施設で集団感染します。O-157の時もそうでしたし、今回のインフルエンザ も同様です。
私はいまだに老人ホームや老人保健施設の仕組をよく知らないのですが、 老人保健施 設の施設長しておられる上農先生のページ(1月27日の分)によると、老人 保健施設では医療費は投薬や検査や注射をすればするほどその施設の財政を圧 迫することになるそうです。
とすると、財源の逼迫した施設の場合、医療を施したくても施せない状態 になるということなのでしょうか。特別養護老人ホームなどでは、どうなって いるのでしょう?
アメリカなどの医療保険制度に比べれば日本の制度はまだまだ恵まれてい ると思っていたのですが、さにあらず。もし私が老後を老人ホームで過ごすこ とになったら、たぶん一番にインフルエンザで死ぬでしょうね。
私には厚生省のやり方がさっぱり理解できません。医療そのものの水準 はどんどん上って行くのに、その医療を支えるべき国家の体制がなってないで はありませんか。
だいぶ前にも書きましたが、健康保険制度の改悪はまだまだ進むらしいと 聞いて怯えています。保険の本人でも医療費は2割負担、それだけでなく、薬 の数や種類によって科されるわけのわからない高い手数料(私の場合、780円ぐ らいの薬代に対して手数料が800円かかります。)など、言語道断です。
結局、この高くつりあげられた薬代のために、今までもらっていた薬を減 らしたり、病院に以前のように行けなくなった人というのが多数でていること がすでに報告されています。(いつぞやNHKでそういう特集がありました。)結 局こういう制度の改悪によって一番被害を受けるのは、貧しい人、お年寄とい うところなのが腹立たしいです。この方式は見直しされるらしいですが、薬 の手数料がなくなったとしても、また別のやりかたでお金を取るに違いないと 思います。
年金制度にしても為されるのは改悪ばかり。
この国で老後を送ることに不安を感じるこのごろです。
Author: Kyoko Rikitake
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