チョコレートの話 を読んで思わずため息をつきました。
まず、私、チョコ中なんです。 ドクター・ワイルのかなり古い著書(共著、翻訳あり)に『チョコレートからヘロ インまで』という本がありまして、チョコレートは立派な中毒物質だというのです。
カカオにポリフェノールが多く含まれているから体にいいなどと、みのも んたが言ったかどうかは知りませんが、チョコレートばっかり食べていて体に いい筈がありません。
が、私、完全に中毒者なのです。これには長い歴史があります。
昭和30年代の終り頃から40年代の始めくらいでしょうか、その頃いわゆる キャリアウーマンだった私の叔母(現在の養母)が、不二家の板チョコとパラソ ルチョコ(これ覚えている人いる?)を毎日買ってくれました。板チョコは一日1 枚に限る、でないと御飯を食べなくなるので、という条件つきだったのですが、 ズルイ私は善良な叔母を騙して、板チョコは一日一枚、でもパラソルチョコは 時々(週に一回ぐらい)さりげなく買わせていました。
「パラソルチョコはほとんどチョコじゃないよぉ。ほら、プラスチックが入って るもん」などとわけのわからん理屈をこねて、買わせてました。
現在もなお、ゴンチャロフ、モロゾフなどの神戸ブランドに始まり、事あ るごとに人にチョコレートを要求しています。ゴディバくれる人は最高、と かね。お気に入りはゴンチャロフの生チョコと「メッセ神戸」。
しかし、そういう上等のは百貨店、しかもものによっては梅田や三宮でな いと入手できないので、チョコがなくなるとコンビニでありとあらゆる種類の を買ってきます。この寒い中、お医者さまの言いつけをまもってお散歩に出か けるのは、実は途中コンビニでチョコを物色するのが目的であったりします。
チョコは、チーズなどの乳製品や赤ワインと並んで頭痛、ことに偏頭痛に は一番いけない食べものなんですが、どうにもやめられません。
だから、禁煙できない人、断酒できない人、睡眠薬をやめられない人(これ は私のことだ)の気持がわかりすぎるほどわかります。
ああ、前おきが長くなりました。じつはこの季節、とっても憂鬱なのです。
そう、あのバレンタイン。「モテる」、「モテない」論はさておき(笑)、 どうして殿方は、もらうチョコの数にああも拘るのでしょうか。何かそこに本 質的な問題があるのでしょうか。どうせ、大半は義理チョコでしょ。なのに どうして? 私はこの季節、内憂外患状態になるのです。
Nifty でパソコン通信をやっていた時も、普段はおとなしい男性から、
「お願いだから100円のでいいから、チョコ送ってね」と懇願され、しかたなくお送りしたことがあります。
まあ今は休職してますので、同僚諸氏にチョコを差しあげる必要はないと 思いますが、見わたせば、けっこうお世話になっている殿方がいらっしゃる。 どうしようかしら?
一番問題は「内憂」のほうです。うちの夫、結婚してもう7年にもなるのに、 過去「もらえなかった」怨みが蓄積しているらしく、もう真剣に 「チョコくれ、チョコくれ、くれないとゆるしてやらないぞ」と迫ってくるのです。
どうせあげても半分以上は私が食べるので、まあ、適当に「メッセ神戸」 でも買ってくることにします。
が、この季節のデパートの菓子コーナーって異常な雰囲気になるので、嫌 なんですよ。どうして男も女もチョコにこだわるの?
男性がチョコレートにこだわる理由をぜひお聞かせくださいな。
過去にチョコをもらえなかった人も今なおそれを怨みに思っておられますか?
いずれにせよ、チョコをめぐる男性心理は私には謎の謎です。
Author: Kyoko Rikitake
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