学校に行きたくない児童が増えているという。もっとも私はすでに三十数 年前から学校に行きたくない性分だったが、因果なことに学校に就職してしまっ た。何も不登校児は現代の特有の現象ではないと思いますが。
まあ、それはさておいて、番組では精神科の先生が登場なさって、学校に 行きたがらない子供たちに対する対策を述べておられた。
学校に自宅での子供の様子を報告するとか、いくつかあったのだが、そのうち 一番印象に残ったのが、
「昼夜逆転の生活をやめさせる」であった。
そもそも人間の体は25時間周期で活動しようとする。しかし一日は24時間 しかない。だから、ほうっておけば、どんどん就寝時刻がズレてゆく。夜更し はその気になればできる。でも、社会生活を営むためには、24時間の周期に体 を調整してやらないといけない。25時間周期を24時間周期に修正するためには、 夜寝る時刻に関係なく朝一定の時間に起きないといけない、というのが私が強 度の睡眠障害ではじめて病院にかかった時の主治医の説明であった。結果的に 入院して、それを実施することになった。
入院中は朝必ず6時半に看護婦さんがやって来て部屋の電灯をつけてしまう ので、6時半に起きるしかなかった。が、外泊して家に帰るとまた夜更しして 朝起きられなくなることの繰り返し。
こういうふうに夜更し癖のある人、昼夜逆転型の人というのは、かなり厳 しく生活を規制しないと、自律神経の失調を来してしまう。
上記の番組で精神科の先生がおっしゃた一言が笑えた。
「眠らせる薬はありますが、起こす薬はありませんので...」
だから、無理矢理起こせ、というのである。
確かに、眠れる薬は各種存在する。が、起こす薬はない。もちろん、昼間 に寝てしまうナルコレプシーの人などに使う、目をさまさせる薬(合法的覚醒 剤だと言う人もいる)はあるが、そもそも布団にくるまって起きて来ない子供 に薬を飲ませることは不可能だ。だから、そこで親がドツキまわす必要がある わけだ。(さすがに、ドツいていい、とはその先生は仰らなかったが、言いた そうな感じだった。)
大学で教えていても、午前中の授業の出席率はとても低い。8時50分に始ま る1時間目など教室が閑散としている。学生も夜更しが過ぎて学校になかなか 出て来られず、そのうちに外国語科目など、毎回少しずつ理解と知識を積みあ げて行かないといけない科目で落ちこぼれる。ひとつ落ちるとふたつ落ちる。 不思議なことに、外国語科目での不合格はいくつも重なるらしい。ドイツ語が 全滅の学生の成績を調べると英語もほとんど玉砕している。
するとだんだん「留年」という二文字がチラつきはじめ、そして本当に学 校に来なくなったり、あこぎな手段で先生を騙して単位をせしめようとしたり し始める分子が出てくる。
どうも小学生の不登校と大学生のそれには本質的な差はないような気がす る。実際、「お願い」に来る学生、履修科目をめぐる「相談」を持ちかけて来 る学生というのは不思議にこちらがそろそろ店じまいをして帰ろうとしている 時に来るから困る。
こんなことを思いついたのは、 まともな時間に登校して来ない学生さんの話を読んだからです。
しかし、どうして学生さんって昼夜逆転の人が多いんでしょう? 理系に顕 著なのは、ひょっとして実験など、夜中にやらなければならないことがあるか ら? それとも単に夜行性だから? あるいは昼間授業中熟睡できるから?
それから、うちのサイトのアクセスログを見ても、ac.jp 系の人のアクセ スは夜中のほうが昼より多いのです。昼間は co.jp 系。(仕事しながら、ネット サーフィンやってるな。)、夜はテレホーダイ系とac系。午後11時になるとい きなりアクセスが増え始めます。あと、24時間やっているのもac系ですね。 (ただし、検索ロボットを除きます。)
インターネットとかパソコン通信の世界って何となく夜の世界って感じが しません? 不眠症の人たちが、夜通しチャットしたり、掲示板に書いたりして いる様子を見ると、「それ、何かおかしいんとちゃう?」と思ってしまう。眠 れないから通信するのか、通信しているから睡眠薬服用しても眠れないのか。
ああ、今日は支離滅裂な文章になってしまいました。すみません、まだど うも思考が散慢なんです。健忘もひどいし。(関係ないか。)
今私が陥っている悪循環は、
眠れないから睡眠薬を服用する(それもうつ病傾向の人にあらわ れる早朝覚醒を避けるためにかなり強い薬のカクテルを服用) → 朝なかなか 起きられない、あるいは睡眠薬のハングオーバー(持ち越し)で午前中ボーッと している → 夕方になってようやく元気になる → つい夜更ししてしまう → あわてて睡眠薬を服用するが服用する時刻としては遅すぎる → 翌朝起きられ ない (以下省略)おっと、もうすぐ午後10時! 遅くとも10時半までには薬を服用しておかないと、 明日もまた午前9時より早く起きることはできません。急げ、さあ、洗顔、歯 磨き、あへー、まだいくつか家事が残ってる! さあ、早くこのキーボードを 打つ手を引っこめなきゃ!!!
Fri Feb 12 21:54:41 1999
Author: Kyoko Rikitake
<malte@k2r.org>
Copyright © 1999 by Kyoko Rikitake. All Rights Reserved.