映画など見ていると、うっとり見とれるようなキスシーンにめぐりあうこ とがある。逆に、いやらしくてぞっとするようなのも腐るほどある。むしろテ レビドラマなんて後者のほうが多いかな?
さて、そういう美的センスは別にして、いつ見ても気になることがある。
あんなにヘビーにキスすると、男の口の中にべっとりと口紅が塗りこまれ るではないか。男は口紅を食べさせられているようなものである。
いや、何もキスだけに限らない。私は化粧品の中で口紅が一番嫌いである。 が、これがないと私は蒼ざめて見える。仕方なく少量のリップグロス(少しだ け色のついた艶出し)を塗るが、食事をする段になるとティッシュで拭き取る。 で、その後はもう口紅もグロスも塗らないから、昼食をとった後の私はほとん どすっぴん同然である。わずかのチークパウダーが残っているだけだ。
でも、世の中の大半の女性は朝丁寧に口紅を塗り、そして仕事中も何度か お化粧直しをするようだ。たぶん食後のトイレには間違いなく口紅を塗りなお すために行くのだろう。いや、おばさん族になると平気で人前でコンパクトを 出してきて、口紅を塗っている。そういう人のほうが多いかもしれない。いず れにせよ、口紅を食べている人が多いことは確かだ。
で、Kiss My Faceであるが、これは北米の自然化粧品ブランドの 名前である。去年カナダのある雑誌が主催する優良自然食品・薬品・化粧品の コンテストで入賞したのが、その一連の口紅。
化学的顔料とか化学添加物を使わず、すべて天然の色素とオイルを使って 作られた口紅なのだ。日頃から「口紅を食べる」ことに非常に抵抗のあった私 は、さっそく試してみたくなった。しかし日本には入って来ていないようだし、 どうしようか?
そこで、いつもハーブティーやサプリメントを注文しているカナダの自然 食糧品店のオウナーのリンダさんに手紙を書いた。実はこの店のオウナーとは 長いおつきあいで、一昨年秋にトロントを訪れた際、お店にお邪魔し、大変歓 待していただいたのであった。
しかし、化粧品ゆえ、色を選ぶのがなかなか大変である。カラーサンプル を送ってもらおうかと思ったが、サンプルの色はあまり参考にならない。実際 に塗ってみないことには、本当の色や艶はわからない。
リンダさんとは会って、彼女も私の顔色とかタイプを覚えてくれているだ ろうから、ある程度色の選択は彼女に任せることにして、「自然な色で、顔に 少し明るさを与えてくれるもの。一色はローズピンクのニュアンスのあるもの、 もう一色はオレンジ系のやわらかな色、そしてもう一色はレッド系の深すぎな い色をお願いします。」と書いてみた。
その口紅が3本、本日届いた。全24色のカラー見本も入っていた。
24色のうちリンダさんが選んでくれた色を見ると、まさに私が、この24色 から3本選ぶなら、絶対これ、と思うものだった。彼女のセンスの良さが嬉し かった。
普通、口紅はエナメル仕上のシックな黒とか金色や綺麗な色ののケースに 入っていますよね? が、このKiss My Faceのは木製のケース入り。 あのいやな化粧品臭い匂いも全くなし。わずかにペパーミントの香りがしてと てもマイルド。私は、ディオールとかサンローランの口紅は匂いがきつくてと ても使えないのです。が、自然の香りはとても素敵。顔料も赤色何号とか何た らかんたらというケミカルなものじゃないし、保存料とか余計なものも入って いません。(保存料がはいってないから、早く使わないといけませんね。)
ちなみにお値段は一本14カナダドル。千円ちょっとというところでしょう。 シャネルやディオールの日本価格の1/3ですね。
春めいた綺麗な色を手にして、ちょっとウキウキした気分になりました。 これを塗って少しお化粧してで出かけてみたくなりました。
それにしても、何十年も顔料とか保存料を「食べ」続けて、本当にだいじょ うぶなんでしょうか?
化粧品って絶対皮膚にも体にも悪いと思うんですけれど。
世の男性にとって、キスの味は甘いのでしょうか。うん、ぜひおききしたい。 (絶対苦いよ。)
www.kissmyface.com で通販しているとの情報でした。I様、どうもありがとうございました。
Author: Kyoko Rikitake
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