最近はほとんど外食をしないのであるが、何週間ぶりかに行ってみると、 お店の影も形もない、なんてことがある。我々は「明石焼き」が好きで、よく 豊中の某店に出入りしていたのだが、一昨日出かけてみると、店がない!
まあ、味と趣味の良さにオタッキーに拘る店主のやっている店だったから、 採算があわなかったのだろう。それにしても我々の「固定席」(ドイツ語で Stammtisch という)まであった店が、なくなっているのである!
正直いってショックだった。
「明石焼き、食べるとこがなくなってしもうた! 次から神戸まで行かなあ かんやんか! わたしはドロ焼きは食べへんのや!!!」
【注】 ドロ焼とは、普通に練った、特別卵の多くない生地で作った、ソースで 食べるいわゆる「たこやき」のこと。
で、同じビルの5階に上ってみたら、これまた様子がちょっと違う。ありゃ〜、 「何なりと言うておくんなはれ」が売りの料理屋がこれまたつぶれているので ある。
同じ階の中華屋も何だか閑古鳥が鳴いているみたいだし、どうなってしまっ たんだろう?
一昨年秋、モントリオールに行った時、地下鉄の駅に広がる大メトロ街に もあっちこっち「からっぽ」の何のディスプレイもない場所が見られて、この 街の経済の低迷ぶりを見る思いをしたのであるが、今度は我々のおひざ元で 同じ荒廃が進んでいる。
話をこちらのお店に戻そう。現存する店とて決して楽な経営状況ではない。
たまに千里中央と豊中のしゃぶしゃぶ屋(兄弟店のようだ)に行くのだが、 千中店は、ものすごいコストダウンをしており、最初に出てくる品数が減り、 お客からオーダーがあれば、他のもの(追加のタレ、餅、うどんなど)も出すよ になっていた。我々の食べる量は常にほぼ一定なのだが、3年ぐらい前なら2人 で1万円かかったのが、7000円ぐらいになっている。
おなじ店の豊中店も同様で、何と会社員目当ての昼定食が、夜の7時まで提 供されるようになっていた。
大阪では、とにかくきっちり消費税を取るお店などはやらない。消費税ぶ んのオマケをつけたり、スタンプ券を発行してとにかくサービスしないと店が 潰れる。これは、何も「オマケくれへん店なんかで絶対こーたらへん!」とい う私の我儘ゆえではない。(あたりまえ)それほど消費者も値段とサービスにシ ビアになっているのである。
しゃーない、たこ焼も家で焼くか。最近はお好み焼、ねぎ焼きも家で作っ ているのだ。やっぱり、家で作ったものが一番安全で、そして、 お・い・し・ い。(自画自賛) とーちゃんさえ、後かたづけしてくれたら、うまい上に安く あがって、みーんなハッピーになれるんや。ちゃんと後かたづけしてな、私作 るだけでくたびれるから。>うちのとーちゃん。
Author: Kyoko Rikitake
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